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2020.05.16

続・資金計画の落とし穴

さて・・・前回に続いて 「資金計画の落とし穴」についてお話してみたいと思います。     【落とし穴4:提携ローンの恐怖】 案内するスーツ姿の男性のイラスト 「いざとなれば当社の提携ローンがありますから、ご安心ください。」   つまり、眼一杯借りられるということですが、 その住宅会社のメリットだと喜んでいいものでしょうか?   他の銀行で断られたのに、お金を貸してくれるというのですよ。   そもそも、他の銀行が断るということは、 「あなたの資金計画には無理がありますよ。返済不可能ですよ。」 という意味なのです。   たとえば提携ローンが借りられても、借入金額が増えれば増えるほど 将来の返済が大変になる事を肝に銘じておいてください。   住宅ローンに関する【落とし穴】は、まだまだあります。   一番怖いのは、その【落とし穴】は【落とし穴】にみえず、 夢のマイホームに近づく【天国のドア】のような顔をしていることです。   「そんないい方法があったんですか!教えてくれて、ありがとうございます。」 営業マンにお礼を言っているあなた!お人好しにもほどがあります。   本来、その金額の家を建てられない人に、 あの手この手で建てることができるように勧めてくる営業マンの『魔の手』にかかってはいけませんよ。 営業マンの闇のイラスト 当初、何年間は返済できそうでも、35年間も返済していける自信はありますか?   たいていの人は「ない」と言います。 現実を冷静に見つめて、決して無理な借入をしないようにしましょう。     【落とし穴5:友人がそうしてたから】 友人の話を聞いている男性のイラスト   案外いちばん多いのが、このパターンかもしれません。   同じ年ごろで同じような給料をもらっている友人が 3000万円で住まいづくりをしたから自分もそのくらいなら 大丈夫だろうと考えるパターンです。   でも、その友人は自己資金がたくさんあったかもしれませんし 両親の資金援助があったのかもしれません。   または、住まいづくり人生のすべてを捧げて、 他のもの一切を犠牲にする覚悟をしたのかもしれません。   あくまでも、他人の生活を基準にするのではなく、自分の生活を基準にしましょうね。   「合算もダメ。提携ローンもダメ。 じゃあ、まだ貯金も年収も少ない私たちには家はたてられないってことなの?」   「今の私たちに建てられるのは、理想からほど遠い格安の欠陥住宅ってことなの?」   「やっぱり、子供のためとはいえ、家を建てるには時期が早いってことなの?」   こんな声が聞こえてきます。       答えは       「いいえ。あなたの考え方次第です。」     考え方を変えれば、『安くていい家』を建てることができます。   【無理のない資金計画で、身の丈に合った家を建てる】ですよ。   「外見などの豪華さにこだわらず、家族が安全に快適に住むことができる身の丈にあった家を、家計に無理のない健全な資金計画で建てる」   このことを、しっかりと肝に銘じておいてくださいね。