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2020.12.06

良い値引き交渉と危険な値引き交渉

突然ですが・・・

 

新築を検討されている皆様。

『値引き交渉』をしていますか?

 

「あと〇〇万円値引きしてくれたら契約しますよ。」

などと値引き交渉をしていませんか?

 

 

お心当たりのある方

大変危険です。

驚いている男性のイラスト

誠実な建築業者が見積書をつくる時、

材料費、設備費、人件費、会社にとって必要な利益などを詳細に計算します。

 

そこから値引きするとなると、材料や設備のランクを落とすか、

人件費が安い大工さんに仕事を任せるか、

会社の利益を削って経営を不安定な状態にするか。

 

どれもこれも不安ですね。

 

腕の良い大工さんは、それなりに人件費も高いものです。

会社の利益を必要以上に削ってしまうと、会社が倒産してしまいかねません。

 

そうすると、アフターサービスが受けられなくなります。

 

では、材料費を削りますか?

 

そんなわけにもいきませんね。

 

あなた自身から値引き交渉をしなくても、建築業者から

「今月中に契約していただけるのでしたら〇〇万円値引きしますよ。」

といった提案をしてくる場合があります。

 

その場合は、値引きを前提とした見積書を作っている可能性が高いですね。

あるいは、今回の契約で多少、会社の利益を削っても他の契約でカバーすることで、

年間の損益がプラスになればいい、という考えなのかもしれません。

 

もし、建築業者から値引きを交渉されたら、

ぜひ「どうして、そんな金額を値引きできるんですか?」と質問してみて下さい。

 

前にもお話ししたかもしれませんが、営業マンにはノルマがあります。

ノルマを達成するためには、値引きもするでしょうね。

あまりにも高額の値引きの場合は、注意が必要です。

 

契約してしまえば終わりと考えている営業マンが、

未だに数多く仕事をしています。

 

あなたの知らない所で、手抜き工事が行われているかもしれません。

 

大きな会社ほど協力会社に価格を下げさせて、

自分達の利益はしっかりと確保しようとします。

 

すると、どうなるでしょうか?

 

協力会社も利益を出さないと倒産してしまいますので、

材料の数や品質を落としてきますね。

 

これでは、良い家が建つはずがありません。

 

金額が変わっても品質が変わらないものは、

安心してドンドン値引き交渉をしてみて下さい。

 

住まいづくりでは、金額が変わっても品質がかわらないものは、

土地と建売住宅です。

 

中古住宅もそうですね。

 

もし、新築住宅で価格を下げたいのであれば、

施工面積を減らしたり、設備のグレードを落とすなど、

根拠をはっきりさせた状態で建築業者と一緒に試行錯誤してみるのがいいですね。

 

「予算オーバーだから、30万円値引きして下さい」と交渉するよりも、

「あと30万円減らすには、どうすればいいですか?」と尋ねてみましょう。

 

きっといい案を提案してくれますよ。

 

 

お話はかわりまして、

今月19日(土)20日(日)に弊社では

『リビングに集まりたくなる断熱性・防音性のある家』完成見学会を開催いたします。

K様邸完成見学会案内

当日は実際に床下エアコンで温められた無垢のフローリング、

そしてダブル断熱や樹脂サッシで保たれた快適な空間をご体感頂けますので

ご都合の良い方は是非ご参加くださいませ♪